
いまや実業界のカリスマ経営者ともいわれる
SBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏は、
いかにしてその人物を磨いてきたか。
その根底には、北尾氏が若き頃から携えてきた一冊のノートがありました。
それが本書のタイトルともなった『安岡正篤ノート』です。
高校生の頃に安岡師の著作に出合った北尾氏が、
その言葉を書きためてきた一冊です。
本書はそのノートを元に話された講演を
ベースに若干の肉付けがなされたものです。
「安岡正篤先生と私」「安岡教学の目指すもの」
「安岡正篤の人間学」「君子を目指せ、小人になるな」
「世界に果たす日本の使命」など、
そこには「安岡先生の書から受けた学恩に感謝の誠を捧げよう」という思いと
「去聖の為めに絶学を継ぐ」といった並々ならぬ使命観があります。
北尾氏は日本の歴史に残る偉人たちを調べていくと、
ことごとく人間学を学んでいると言います。
そして、その人間学の必要性を唱え続けたのが、
安岡師、その人なのです。
「人間の背骨をつくるものは人間学しかない」
安岡師の膨大な著作の中から珠玉の片言隻句を
多数引用し、丁寧に解説。
しかも、それを現代に生かす活学にまで昇華させようとする試みは、
いまを生きる経営者、ビジネスマンにとってはまたとないテキストとなります。
安岡教学を学ぶ上でも最高の導入の書となりうるでしょう。