禅は難解な言葉や崇高な思想から、
興味があっても敷居が高く思われがちである。
本書は、現役で活躍する百歳の禅僧が、
豊富な人生経験に基づき禅語についてやさしく語り下ろしたもの。
「心頭(しんとう)を滅却(めっきゃく)すれば、火自ら涼し」
「一期一会」等の言葉を、
井伊直弼や幸田露伴などの事例を織りまぜながら、
わかりやすく解説している。
「『柳緑(やなぎはみどり)花紅(はなはくれない)』
――柳は青々として花は紅くなっていく。
そういう何事も不思議のない当たり前のものの中から
『真・善・美』といった真理を汲みとって見ていくことができるのです」
と著者は語る。
禅になじみのない人も本書を読むことで自然と禅の極意に触れ、
仕事や人生にその教えを生かすことができる。
普遍の真理に気づかせてくれる1冊。
////// もくじ //////
第1講 逆境から逃げてはいけない
―――心頭滅却すれば、火自ら涼し
第2講 事実の奥にある真理を見据える
―――柳緑花紅
第3講 当たり前を熟思する中に生きがいが生じる
―――眼横鼻直
第4講 永遠に学び続ける
―――門を開けば落葉多し
第5講 出会いを大切にして生きる
―――一期一会
第6講 支え合って生きていく人間というもの
―――法演の四戒
第7講 人としてなすべきことをなしていく
―――無功徳
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