近代日本の財政、産業そして教育は、
渋沢栄一を抜きにして考えることはできない。
約五百の企業と六百の教育機関・慈善事業団体に関与し、
日本の発展を民間の立場から支えた。
大財閥になる機会が何度もありながら、それを望まず、
個人的な財産をあまり残さなかった。
それは、渋沢が幼少より『論語』を学んだことに起因する。
「『論語』は処世上最も尊い実践道徳であり、
実業家の金科玉条となすべき教訓が山のようにある」と説き、
自らもその教えを生涯にわたって実践した、一道を貫いた男なのである。
現代の日本は彼が目指した方向には進んでいないだろう。
渋沢栄一が生きていたら、どのようなアドバイスをするだろうか。
そんなことを想像しながら本書を読むのも一興だ。
■□■ もくじ ■□■
プロローグ
第一章 志の原点
第二章 人間通
第三章 運命を拓いた海外渡航
第四章 強兵の前に富国あり
第五章 産業育成にかける
第六章 渋沢栄一の人生訓20 人生成功の秘訣
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