
昭和6年、国家のために農士教育を一日でも早く
実現しなければならないことを痛感した安岡師は、
日本農士学校(現・郷学研修所)を創立しました。
そこで、真に国士を養う一助にと、
東洋政治哲学を究明し、王道の原理を確認させたいと
起草されたのが本書です。
当時は明治以降の西欧文化・技術の習得に狂奔していた時代であり、
公私ともに功利主義に走って、
社会は精神的混迷を深めていました。
これを救うには、何よりも為政者、
さらには将来有為な青年たちに王道政治の何たるかを教化、
啓蒙するほかないという強い信念が、
安岡師を執筆に向かわせました。
安岡師自身、「『東洋倫理概論』
(『いかに生くべきか』致知出版社刊)と
あわせ読まれるならば、本懐の至りである」
と述べているように、安岡教学四部作の一角をなす一冊です。
■■■ もくじ ■■■
第一編 政治汎論
第二編 王道
第三編 国士道
第四編 処士道
第五編 王道政治家の二典型