
戦前から戦中の時局を論じつつ、
安岡正篤師が、国家を正道・安泰に向けようとする
悲願がにじみ出る一冊です。
政局だけでなく、人間形成についても特に力を入れて
述べられており、心読に価する言葉が随所にあります。
安岡正篤師の四部作を『日本精神の研究』
『いか生くべきか−東洋倫理概論−』
『王道の研究−東洋政治哲学−』
『人生、道を求め 徳を愛する生き方−日本精神通義−』
とするならば、五作目に本書を挙げる声も多いです。
随筆集とも言える本書は一編の項目も短く、
比較的読みやすい文体に、丁寧な解釈も付いて、
安岡教学の初級編としてもおすすめです。